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【書評】『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』(八木仁平)自分の人生に夢中になるための自己理解メソッド

今回は八木仁平さんの『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』についてレビューしていきたいと思います。

「仕事にやりがいを持てずにモヤモヤする」「自分が本当にやりたいことがわからない」…

みなさんもこのような悩みを一度は抱えたことがあるのではないでしょうか。

 

本書は、著者自身がやりたいことを探して悩んだ経験から学んだ内容を「自己理解メソッド」として体系的にまとめたものとなっております。

本書で紹介されているステップを1つずつ踏んでいくことで、自分のこれまでの行動や思考に対する理解が深まり、目指すべき方向性が見えてきます。

 

私が覚えておきたいと思った内容は以下の3つです。

①自己理解メソッドの3本柱

②自己理解メソッドのルール

③「やりたいこと」は仮説でよい

 

それでは、1つずつ掘り下げてみていきましょう。

 

①自己理解メソッドの3本柱

自己理解メソッドとは、自分の「好きなこと(情熱)」「得意なこと(才能)」「大事なこと(価値観)」の3つの要素を明らかにして、「本当にやりたいこと」を見つける方法を体系的にわかりやすくまとめたものです。

 

この3つの要素を掛け合わせた重要な公式として、以下の2つが紹介されています。

・自己理解の公式1:好きなこと×得意なこと=やりたこと

つまり、「やりたこと」とは、「好きなこと」を「得意なやり方でやること」を意味する。

・自己理解の公式2:好きなこと×得意なこと×大事なこと=本当にやりたいこと

大事なこととは、つまり「価値観」のことであり、そのベクトルが自分の内側に向くと「人生の目的」が決まり、外側に向くと「仕事の目的」が決まる。

この2つの公式を解くためには、「大事なこと(価値観)」→「得意なこと(才能)」→「好きなこと(情熱)」の順に考えていきます。

本書では、各要素を深く考えていくための5つの質問が用意されています。

 

②自己理解メソッドのルール

自己理解メソッドをすすめていく中で気を付けるべき点として以下の3つが挙げられています。

・その1:「好きなことで生きる」は間違い

「好きなこと」はあくまで仕事の目的を実現するための「手段」であり、「好きなこと」を仕事にすることが目的となってはいけない。

 

・その2:「好きなこと」の前に「得意なこと」から見つける

「やりたいこと」が見つからない最大の理由は、「やりたいことが見つかっても仕事にできそうにない」という思考。

逆に、なんでも仕事にできるという自信があれば、「やりたいこと」が非常に見つかりやすい。その自信を手に入れるために「得意なこと」を明確にしておくことが重要。

 

・その3:「細かい実現手段」は考えてはいけない

自己理解でやってはいけないのが、真っ先に「実現手段」をごちゃごちゃと考えてしまうこと。

「本当にやりたいこと」が明確になれば「実現手段」は自動的に決まるので、最初から考える必要はない。

 

③「やりたいこと」は仮説でよい

やりたいことに出会ったときには、何か運命的なものを感じるのではないかと私も思っていましたが、著者自身の経験から言うと、「やりたいことを見つけても最初は興味レベル」だったそうです。

なので、「やりたいこと」というのは最初は仮決めでOKで、やりながらよりしっくりくる「本当にやりたいこと」にブラッシュアップすることが大切だということです。

 

いかがだったでしょうか。

就活で自己分析が思うようにうまくできなかった自分としては、もっと早く出会いたかった本でした。

キャリアや進路に迷っている方にぜひおすすめしたい1冊です。

自己分析には前田裕二さんの「メモの魔力」もおすすめです。

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